こんにちは。
少し前、
- 孫が風邪っぽいけど病院には行けない
- 検査が受けられないからコロナかどうかさえわからない
- 心配だけど自宅で療養することになった
- つらい状態になったらどの薬を飲めばいいのか分からない
と、我が家でこんな状況を迎えました。
その時、色々考えて正直とても焦ったのですが、自分たちで何とかするしかありません。
そこで、かかりつけ薬局に向かって事情を説明。
その時教えていただいたのが麻黄湯で、実際に助けられました。
本当に感謝です。
その時の経験をここで紹介したいと思います。
麻黄湯を教えてくれた人
麻黄湯を教えてくれたのは、我が家のかかりつけ薬局の薬剤師さんです。
色々と丁寧に教えて下さいました。
この時、実際に薬局に向かったのは娘でした。
ですので、この情報は娘が薬剤師さんに聞いた内容を私が聞き取りまとめたものになっています。
しかし、とっても役立つ内容だったのでここで紹介することにしました。
※※麻黄湯について詳しく知りたい方はツムラさんのサイトを参考にしてみてください。
麻黄湯を知るきっかけの出来事
2021年の初めの頃、下の孫(当時7歳)が風邪カナ?という状態になりました。
この時の症状は、
- 37.3℃の微熱
- 強い眠気
- ほんの少しの咳と鼻水
でした。
しかしこの子は元々アレルギー体質の鼻炎持ちなのでこういうことは珍しくありません。
なので風邪がいつものアレルギー性鼻炎なのか判断がとっても難しいのです。
ということで、普段ならちょっとの間様子をみるのですが、コロナ禍となると様子を見ることはできません。
そこで、保健所に連絡して状況説明したところ、
- コロナ感染の可能性は無いと思われる
- PCR検査は今の段階では必要ない
- 自宅で様子を見ること
- 状態が変わったら改めて連絡する
ということになりました。
しかし、
- 万が一コロナだったら?
- 気軽に病院には行けないのに
- 症状が悪化したら?
- 辛そうな様子なのに病院に行けなかったら?
など、不安がつのりました。
そこで、ひとまず薬だけでも準備しておこうとなり、すぐに娘がかかりつけの薬局に向かいました。
求めたのは葛根湯
この時求めたのは子ども向けの葛根湯でした。
実は、我が家では葛根湯を常備しているのですが、我が家にある葛根湯は顆粒タイプ。
顆粒タイプの場合、味が気になって飲めない場合がありますが、7歳の孫がまさにその状況に。
どうしても飲むことができませんでした。
ということで、子どもでも飲みやすいタイプの葛根湯を求めて薬局に向かったというわけなのです。
麻黄湯をすすめられた経緯
さっそく、
- 子どもに風邪の症状が出ている
- 保健所は相談した結果コロナではないと判断された
- 症状の悪化に備えて薬を持っておきたい
- 手持ちの葛根湯は味が無理で子どもが飲むことができないから飲みやすいものが欲しい
と伝えたところ、症状がないなら葛根湯が良いのですが、すでに風邪の症状が出ているなら麻黄湯がおすすめですと教わったそうです。
麻黄が良い理由
麻黄湯は
からなのだそう。
新型肺炎コロナウイルスは新しい病気なので、一般的な風邪薬を飲んで良いかどうかの判断が難しいのだそう。
なので、風邪の症状を押さえたい場合は麻黄湯が良いですと教わりました。
麻黄湯を飲んだ家族の経過
ここからは、実際に我が家で起こった出来事を紹介していきます。
7歳の孫の場合
※アレルギー性鼻炎あり。
2021年初めの頃、下の孫(7歳)に風邪の症状がでたため麻黄湯を飲ませました。すると1日で発熱が治まりました。
【詳細な経緯】
最初の症状は
- 37.3℃の微熱
- 疲労感(眠気を訴える)
- ほんの少しの咳と鼻水
でした。
- 発熱当日に麻黄湯を1回飲ませる。以降発熱することはなかった。
- 2日目も発熱はなし。咳と鼻水は出ていたので、引き続き麻黄湯を飲ませる。
- 3日目も発熱はなし。まだ咳と鼻水が治まらないので、引き続き麻黄湯を飲ませる。
- 4日目:症状はほぼ消え去る。回復した。そのため薬を飲むのを中止した。
その後もぶり返すことなく回復しました。
10歳の孫の場合
※アレルギー性鼻炎あり。時々頭痛を起こす。
2021年3月初旬、夕方ごろ上の孫(10歳)に風邪の症状が出ました。徐々に症状が悪化したので麻黄湯をのませたところ、翌日には辛い症状は消え去っていました。
【詳細な経緯】
- 18:00頃に軽い頭痛と鼻水が出始める。発熱はなくて元気に生活していたので暫く様子をみることに。
- 19:30頃に通常通りのメニューで食事をとるがすべて完食。相変わらずの症状ながら発熱はなく比較的元気な様子。
- 20:30頃になり37.3℃の微熱が出始める
- 21:00頃には38.3℃の発熱。悪寒、頭痛の悪化、眠気を訴える。ここで麻黄湯1回目を飲む。直後に落ちるように眠る。
- 22:00頃になり38.9℃の発熱。頭がいたいのか、息が荒くてとても辛そうな顔で眠っている。パルスオキシメーターで酸素飽和度を測定すると初回94でヒヤリとしたが、直後97、3回目も97だったので再び様子を見ることに。
- 23:00頃には38.4℃の発熱。しかし、寝息も顔の表情も落ち着きをみせている。酸素飽和度も99と問題なしの数値。
- 23:30頃には37.8℃まで熱が下がり、落ち着いた様子に。酸素飽和度も問題なし。
- 24:30頃には37.4℃まで熱が下がり、落ち着いた様子に。酸素飽和度も問題なし。
- 翌日朝6:00頃:平熱に戻っていた。様子も落ち着いていて頭痛も治っている。鼻水は治まっていないので麻黄湯を飲ませる。
- 以降から正午までの間ずっと発熱なし。
- 正午頃に一度37.3℃の微熱。しかし、元気な様子で食欲も旺盛。麻黄湯を飲ませる。
- 以降、何度か検温するが一度も発熱なし。この日の夜にも麻黄湯を飲ませる。
その後は翌日1日3回麻黄湯を飲ませたところ、ぶり返すことなく回復しました。
58歳夫の場合
※アレルギー性鼻炎あり
2021年3月中旬、咳と鼻づまり、異常な肩こりを訴える。発熱はなし。すぐに麻黄湯を飲ませたら翌日には回復した。
【詳細な経緯】
- 休日の朝、風邪のひきはじめの症状を訴え辛そうな表情をしている。すぐに麻黄湯を飲ませる。
- 昼ごろにはいくらか元気になり、お買い物やお散歩などいつも通りに過ごす。発熱はなし。
- 夜になり、肩こりの症状と咳は殆ど消えていた。鼻づまりだけ残っている。発熱もなし。
翌日には回復して通常通りの生活を送れました。
また、これ以降ぶり返すこともなく回復しました。
54歳私の場合
※元々虚弱体質。甲状腺疾患の影響で免疫が低下している。ウイルス感染ハイリスク群と医師から言われている。頭痛持ち。
2021年3月中旬、鼻水、軽い咳、頭痛、異常な肩こりなど風邪の初期に似た状態に。
すぐに麻黄湯を飲んで様子をみたところ、軽い症状が1週間ほど続いたが悪化することなく回復した。
【詳細な経緯】
- 2021年3月初旬、朝から風邪の初期症状が出始める。家族からの感染の可能性を考え麻黄湯を飲む。
- この状態がぐずぐずとつづき、1週間が経過。この間、発熱に至ることも悪化することもなかった。この間ずっと麻黄湯を飲む。
結局1週間程度で回復した。
と、こんな風に、我が家は5人家族の内4人が麻黄湯に助けられた経験があります。
特に緊張したのが10歳の孫の時。
高熱にうなされる状態から回復できたので本当に良かった。
教えて下さった薬剤師さんには感謝しかありません。
麻黄湯に注意が必要な人も
ただし、麻黄湯の服用に注意が必要なケースもあります。
例えば、
- 持病がある
- 健康や体力に不安を持っている(中程度の体力が必要)
- 体調不良のタイミング
- 普段から服用している薬がある
- スポーツ選手
などの場合、服用することで問題が生じることがあるのだそう。
もし何か思い当たるなら慎重に判断しないといけないみたいです。
麻黄湯についてのまとめ
風邪の症状が出ていて辛いなら病院に向かうのが一番です。
しかし、コロナ禍の今、これまで通り病院にいけないこともあると思います。
そんなシーンに備えておくと良いのが麻黄湯なのだそう。
漢方とはいえ麻黄湯は薬ですので、飲めない人もいます。
安全に飲むために、必ず薬剤師さんに相談してから飲むようにしてください。